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2016年3月30日のひとり言 [ブログ]

こんばんは。そうじろうです。
日付変更線またぎなので、更新です(笑)
一応、数日前に第153回芥川賞受賞作「スクラップ・アンド・ビルド」を、読み終えたのでその感想を述べようと思います。

率直な感想としては、おじいちゃんのその後が気になります(笑)
主人公が再就職し、新天地へ向かうときの周辺人物と自分との比較に、今まで自分とおじいちゃんとの比較で優位に立っていたのが、外の世界に出ると自分より優位な人間が沢山いる。

そんな事に気付かされた終盤。その場面が、やはり心に残り、響きました。作者の意図は分かりませんが、そんな瞬間(体験)あるなぁみたいな感覚。外の世界に目を向けると、自分より優れた人間は、数え切れない程存在する。

その後に、どう感じるかは個人の感想・自由なんでしょう。私は、迷いながらもそこに向かうんだろうなぁと、漠然と思うだけです。
新しく別の場所で働く、という部分では最近の状況に似ているので主人公に自分を少し重ねるところもありました。

ただ、私は身体を鍛える事は皆無です(笑)
急降下と主人公が名付ける鍛錬がありますが、私は無理ですね(苦笑)
動物の介護の経験はあります。犬と猫(16年~17年飼ってました)ですが、なかなか人並みに大変でした(汗)

介護に対する主人公の考え方も、一つの考え方なのだと思いました。でも、世間の介護はそうでは無い。ただ、両方正解で間違いでは無いと思います。介護される者の気持ちが、どこまでくみ取れるか、くみ取られるかなどもありますが…

なかなか、難しい問題ですがね。

ただ、作者の印象からもっとドロドロしてるのかなと邪推してましたが、なかなか綺麗におさまってたので「芥川賞」に選ばれるべき作品だったんだなぁと思いました。私レベルが言うのもなんですが(苦笑)

やはり、たまには(と言うか、もう少し頻繁に)他の方の作品も読むべきなんだなと思いました。まだ、567ページある「教団X」は手付かずですが(笑)

頑張って読んでいきます。では、今日はこの辺で。後日。
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